私たち、
地域の幸福と文化プロジェクト は
「今までと異なる視点から、地域を分析します。」
私たち「地域の幸福と文化プロジェクト」は、
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)が実施する
「持続可能な多世代共創社会のデザイン」研究開発領域の
研究開発プロジェクトの一環として平成27年度にスタートしました。
本プロジェクトでは、これまでとは違った視点から地域の豊かさを
多面的に測定する「指標パッケージ」を作成することで、
地域の中にある強みや弱みを主に社会心理学・文化心理学の観点から分析し、
地域の価値やつながりと、暮らしの中で感じられる幸福とのかかわりについて検討します。
地域コミュニティの状態を多面的に捉えるための指標パッケージを考案しています。
自分の地域の強みはどういった面にあるか、
または、自分の地域で大事な要素は何かを分析するためのツールです。
地域にお住いの方々などにアンケートを配布して使用する形式です。
地域の幸福を多面的に測定する指標パッケージです。アンケート式で簡単にお答えいただけるものです。地域の幸福に重要な要素として「幸せ・健康感」「地域内のつながり」「地域への貢献・他者への支援」「地域の開放性」などの項目を設けています。
本プロジェクトでは、地域社会の特徴を把握・分析するために色々な心理学・生態学の方法を組み合わせて用いています。多様な地域(都市的地域、農村地域、漁村地域など)の特徴を分析するための質問紙調査、地域の人々の声を聞くインタビュー調査、町の住環境を第三者の目で調べるフィールド調査、ウェアラブル端末を用いて活動量や社会的ネットワークを測定する調査などを実施しています。
これまで、京都府の京丹後市大宮町や京都市南太秦学区、岩手県の滝沢市などで、地域参加型の研究活動(インタビューや参与観察)を行うと同時に、住民の方々と協働してワークショップの開催などを行ってきました。こちらのページではその活動の様子をご覧いただけます。
2012年以降、本プロジェクトでは多くの質問紙調査を実施してきました。約500の様々な地域にお住いの方々(約4万世帯)に質問紙(アンケート)を郵送し、大変多くの方々からご回答をいただくことができました。こちらのページでは、調査結果の一端をご報告しています。
また、現在京丹後市大宮町の一部で実施しております「活動量・ネットワーク調査」に関しても、機器の使用方法の解説などをこちらに掲載しています。